1月18日、30日は「土用の丑の日」!!
うなぎの旬は、実は夏ではなく、養分を蓄えている今ごろです。
こんにちは。惠心堂の山口です。
「土用」って夏のものじゃないの??
実は季節ごとの区切りに存在します。
立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前18日間のことで、
次の季節への準備の期間なのです。
立春の前が冬の土用で、
今年は1月17日~2月3日です。
五行説という古代中国で生まれた思想では、
春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てています。
残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、
これを、「土用」と呼んだ。と言うわけです。
同じく臓器も性質によって割り当てられるのですが、
土用には「脾」がよく働きます。
「脾」の働きが悪いと、胃腸障害、食欲不振、便秘、下痢など消化器系に現れます。
また、どんなに体によいものを食べてもうまく行き渡りません。
それどころか、体に不要な痰やむくみなどに変化してしまいます。
日本は湿気の多い気候のため、
他民族より「脾」が弱い人が多いそうです。
脾は「湿」を嫌いますので、
生もの、冷たいもの、甘いものの摂りすぎ、
脂っこいもの等は控えましょう。
「甘いもの」は「脾」を養い、
過ぎるとこれを傷めるといわれます。
人参などの甘みのある野菜、豆類、雑穀などは良いのですが、
砂糖や甘すぎる果物、ケーキ、チョコレート、アイスクリームなどの
食べすぎには注意しましょう。
一年の中で一番寒い時期でもありますので
冷え対策もしっかりと行いましょう!!!
(更新日: 2020年02月13日)